こんにちは、金沢座 座長のミタです。
金沢を代表するお祭りの1つ「百万石まつり」。僕は小さい頃にボーイスカウトをしていたので、実はこのお祭りに小学生の時に参加したことがあります。見る方じゃなくて、出る方ですね。
旗を持ちながら町を歩くだけだったのですが、「とにかくしんどかった」という気持ちを鮮明に覚えています。あの時は天気もよくて、旗は同じ姿勢をキープしないといけないので腕がプルプルしてくるんですよね。
要所要所で演舞しているときには小休止ができたのですが、しんどくて「早く終われー」と願いながら歩いていました。なので、僕にはずっと百万石まつりにマイナスイメージを持ってしまっていたんですよね。
ただ・・・、ようやく大人になって、こういった伝統的なお祭りを楽しむことができるようになりました。
今回は、僕のようにあなたがマイナスイメージから百万石まつりに入ってしまわないように(?)、由来や当日の様子を写真付きでご紹介したいと思います。
そもそも百万石まつりって、どんなお祭り?
金沢百万石まつりは、加賀藩初代藩主前田利家公が天正11年(1583年)に金沢城に入城し、金沢の礎を築いたことをしのんで開催されています。金沢百万石まつりの第1回は昭和27年に行われ、その後百万石行列などをはじめとする伝統的なお祭りに成長を遂げました。
前田利家公がかつて入城した金沢城は、今はもうありません。ただっ広い広場があるだけです。だからこそ逆に、この場所から金沢という町の歴史が始まったのかと思うと、感慨深くなります。
百万石まつりの開催日時
百万石まつりは、このような3日間で開催されます。
1日目 祈願祭
2日目 百万石行列(メインイベント)
3日目 百万石茶会
第66回 2017年6月2日(金)〜6月4日(日)
第65回 2016年6月3日(金)〜6月5日(日)
第64回 2015年6月5日(金)〜6月7日(日)
第63回 2014年6月6日(金)〜6月8日(日)
第62回 2013年5月31日(金)〜6月2日(日)
百万石行列の日時が、6月の第1週の土曜日になるようにスケジュールを作っています。
第67回は
2018年6月1日(金)〜6月3日(日)で開催されるかと思います。
歴代の前田利家公とお松の方
2017年 | 前田利家公 保阪尚希さん |
お松の方 佐藤藍子さん | |
2016年 | 前田利家公 袴田吉彦さん |
お松の方 笛木優子さん | |
2015年 | 前田利家公 内藤剛志さん |
お松の方 菊川怜さん | |
2014年 | 前田利家公 原田龍二さん |
お松の方 菊池麻衣子さん | |
2013年 | 前田利家公 松村雄基さん |
お松の方 大河内奈々子さん |
百万石行列 出発式
百万石行列は金沢駅から出発します。ものすごい人の数で、いまいちよく見えませんでした。午後2時スタートなので、はやめに行って場所取りした方が良いでしょう。
金沢駅の真横にあるガーデンホテルやホテル日航金沢の窓から、宿泊客さんの顔がのぞいているのが見えました。人の多さを気にせずにお祭りを見られるのは優雅でうらやましかったです!
金沢駅〜金沢城間
金沢城に向かって歩き始めました。
吹奏楽部出身のMOKOさんは自衛隊の演奏に大興奮!自衛隊の音楽隊は確かにレベルが高かったです。
ピンクの服のこの子達。中学生ぐらいなのかな。(手をつかわずに)前方宙返りなどをしていて本当に驚きました。僕は旗持って歩くだけでしんどかったのに、この子達の体力は大丈夫なのかとハラハラしながら見守りました。
金沢城 入城
ご覧の通り、金沢城はもう跡地となっていて何もありませんが、露店も出ていて活気がかなりありました!
群を抜いておもしろかったのは、加賀とび行列。はしごの上で演舞をするのは何度見てもハラハラするし、すごい!
行列はまだまだ続きます。
佐藤藍子さん。勝手なイメージで何か乗り物に乗って入るのかと思っていたら、しれっと歩いてこられて驚きました。もうちょっと演出があれば盛り上がるのに!
保阪尚希さん。前田利家公入城前にはぷち演出もあったので、いよいよか!という空気の中、ご登場。お一人でさっそうと歩いて来られました。家来を引き連れて先頭歩くといった感じでもっと演出があってもよかったかな。
編集後記
百万石まつりですが、城内に入る頃にはみなさんの疲労もピークのときなので、来年以降見に行かれる方は町中で見たほうが良いと思います。町中だと途中で止まって演劇タイムに入ることもあります。
金沢を挙げてのお祭りなので、一度見に来られて損はありません!
あなたの金沢で過ごす時間が、素敵なものでありますように!