こんにちは、金沢座のMOKOです。
かばやきといえば思いつくのは鰻のかばやきだと思います。甘いタレがからんだふっくらした高級料理。そんな鰻料理とは全く異なる文化が金沢にはあります。それがどじょうのかばやきです。
金沢名物のどじょうのかばやき
金沢でどじょうのかば焼きは近江町市場でよく目にします。どじょうなので小ぶりですが、串刺しになっているものが120円で売っています。近江町に来た事がある方ならば見た事があるかもしれません。
どじょうのかばやきは金沢以外ではなかなか見かけないらしいのですが、なぜ金沢でどじょうのかばやきが文化になったのか本に出ていました。
明治の初め頃、改宗を拒んでいた長崎浦上村のキリシタンが金沢の卯辰山に軟禁されました。その不自由な生活の中で水田でどじょうを獲ってきて食べていたものを、かばやきにして、町で売り歩きをして生活の足しにしていたということが、わかっているそうです。
その味が金沢の郷土料理として今に伝わっているという説が有力だそうです。
生きたどじょうが泳いでいます
大きな樽の中に生きたどじょうが元気いっぱいに泳いでいます。お店の方いわく、生きたどじょうじゃないと美味しくないのだそう。
どじょうのかばやき
小ぶりですが頭や骨まで丸ごといただきます。栄養価は間違いなく高いですね。
鰻のかばやきとは全く違うものでしたが、甘い秘伝のタレでいただく、少しほろ苦いどじょうは、なかなか味わい深いものでした。
今度お夕食のおかずとしてまた買いに参ります♪
参考文献
金沢の不思議
店舗情報
店名:かばやきの浅田
営業時間:9:00~19:00頃
定休日:不定休、年始
住所:石川県金沢市横山町18-10
電話:076-263-3917