こんにちは、金沢座 座長のミタです。
金沢のお隣、白山市に鎮座する霊峰白山。
白山にある白山比咩神社は全国の白山神社の総本山であり、信仰のとても深い山です。その一方で、県民にとっては身近な存在でもあり、小学校・中学校の定番の遠足コースとも言えます。
僕が小学校の時には鳶岩のフリークライミングがありました。もう昔の記憶なので恐怖がグレードアップしているように思うのですが、断崖絶壁の壁をこれから登らないといけないのかととても怖かった記憶があります。こんな壁を行列で登っていたら、前の人が落ちたら巻き添えくらってしまうじゃん!とガクガクしていました。
さて、そんな白山なのですが(笑)、モコさんと二人で登山に行ってきました。登山が趣味ですと言えるようなレベルではないのですが、屋久島、富士山と登ってきて、たまに自然と触れ合うのがとても心地よく感じています。
僕は超インドア人間なのですが、登山は数少ない好きだと思えるアウトドアです。
弾丸ツアー決行!
白山登山が決定したのですが、僕たちにとってネックだったのが山小屋に泊まること。昨年、富士山の山小屋に泊まったのですが、刑務所よりもひどいんじゃないかというような環境で疲労困憊に・・・。
僕はけっこう体格が大きい方なのですが、山小屋の布団で普通に仰向けで寝ると、隣の人の布団に肩がはみ出してしまいます。なのでモコさんの方に寄って二人でくっついて寝たのですが、それでも狭い!2人分のスペースを合わせても、シングルベッド2/3ぐらいでしょうか。もう山小屋には一生泊まりたくないと、僕は強く思いました。
そこで、白山であれば、小学生が遠足で行くような山なので、1日あれば頂上に行って降りてこれるだろうと思い、弾丸ツアーで行くことにしました。
ちなみに、白山登山ではいくつかのルートがあるのですが、砂防新道であれば登り4時間、下り2時間半。休憩時間を入れて、8時間あれば室堂まで行けるだろうという予測でいました。
開山1300年
白山開山1300年!
西暦700年頃に開かれたということですが、日本史を見てみると、奈良時代!ちょうど大宝律令が出来た頃です。奈良時代と聞いても全く想像はつかないのですが、どれだけの先人の方がこの山を登ったのだろうと思いを馳せます。
こちらの鳥居をくぐって出発します。
吊り橋
最初の鳥居を超えてすぐにある吊り橋。吊り橋って普段お目にかかる機会が少ないので、テンションがあがります。
吊り橋の上からポージング。
ここから登り始めます。
緑が気持ちいい
こんなに緑に囲まれることはないので、とても気持ちが良いです
火山口に突入
火山域から2キロ圏内に入ります。白山は活火山なんですよね。最後の噴火は1659年なのですが、火口域に入るということでドキドキします。
ランチ
室堂まで残り2.3キロ!ようやく2/3ほど来ました。
本当はおにぎりは室堂で食べたかったのですが、あまりにお腹がすいてしまいこの休憩所でいただくことに。この時点で、もう室堂まで行くのはかなり厳しいだろうというペースです・・・。
黒ボコ岩へ
ココらへんから景色がガラリと変わります。ゴツゴツとした岩が多くなります。この白山から流れる水が、石川県にそそがれているのかと思うと、感慨深くなります
黒ボコ岩
室堂まであと1キロほどの場所!・・・なのですが、ここが僕たちの最終到達地点。帰りの時間を考慮すると、これ以上登ると帰れなくなってしまいます。
無事帰還
帰り道はさくさく帰ってきました。予定よりも1時間弱ほど早めに到着!
僕たちはバスで行ったので、バスの到着までしばし休憩。バスで行くと帰りに爆睡することができるのがメリットですね。でもお風呂に入れません。
1泊2日で登山するのであれば、車で行っても良いかもしれません。ただ駐車場は激混みだったのでよほど早く行かないとえらい目にあうと思います。
編集後記
僕たちはこの白山登山の公式サイトの標準時間を見て、スケジュールを立てていました。
半分ぐらい登ったところで気がついたのですが、あの標準時間って「山男」換算ではないでしょうか。。。僕たちは素人の中ではそこそこ良いペースで登っていたと思います。なのですが・・・、全く手も足も出ず。
たぶん一般人は、標準時間の登りは2倍、帰りは1.5倍ぐらいで考えないといけないように思います。
山小屋には絶対に泊まりたくないと思っていたのですが、黒ボコで終了となったのが悔しいので、次は泊まってご来光を目指そうかな!
霊峰白山!山登りはしなくとも、白山にも素晴らしいところがたくさんあります。お時間があればぜひ観光をしてください!