こんにちは、金沢座のMOKOです。
毎年6月の金沢の街を挙げて行われる百万石まつり。その一環で行われる大規模なお茶会があります。今年は第67回目のお祭りだったのですが、茶会は第6回目(昭和32年)の時より始まり、今では各宗匠の努力によって盛大、優雅な茶会に発展しました。
茶席は土日の2日間で、8:30~16時迄行われます。兼六園内や金沢城周辺で全部で7箇所あり、それぞれ好きな場所に行くことが出来ます。前売り券の方がお得なので予め券を購入して出掛けました。
旧高峰家
こちらは金沢城公園の大手堀りのすぐ横にある、尾崎神社の境内の中にあるお茶席です。まずは受付をして、待合の席に案内されます。今回のお茶席は席主が表千家、出村宗貞さんのお席でした。
洋画家の吉田冨士夫さんが描かれた掛け軸。
本日の設え、お道具など
本日の為だけにに設えられたお道具。茶の湯文化の奥深さを感じます。
15分程度待って、待合から本席に移動しました。
お部屋
お菓子
柴舟小出さんの水明という上生菓子です。見た目も涼しげで、お味も最高に美味しいお菓子です。
薄茶
美味しくいただきました。こちらのお椀はこの百万石茶会の為に作られた百万石行列の九谷焼きです。25名程いたと思いますが、全員違う絵柄が描かれているそうです。
お道具
お抹茶が入っている容器です。こちらに描かれているのは、蓬莱島だそうです。とても繊細な蒔絵が施されていました。
お水
前日に金沢神社にて行われたお水とりの儀式でくみ上げられたお水が茶席に飾られていました。
お花
お茶席で見るお花は、なんだか意思を持っているような迫力がありました。
お菓子とお茶、そして設えを楽しめて大満足です。茶の湯文化が根付いている金沢ならではの楽しみです。より多くの人がこの文化に触れられれば素晴らしいですね。来年の茶会にも必ず出掛けたいと思います!
来年は着物を着ていきたいなぁ。