こんにちは、金沢座のMOKOです。
くずまんじゅうと言えば葛粉を使ったプルプルの冷やしていただくおまんじゅうですよね。ですがここ金沢には知る人ぞ知る葛粉ではなく、馬鈴薯でんぷんから作ったアツアツで頂く、くずまんじゅうがあります。今回は戸水屋さんをご紹介します。
戸水屋について
戸水屋さんは義両親が良くお土産に持って来てくださる和菓子屋さんで、金沢の街中の観光地からは少し外れたところにあります。行くときは車で向かうのですが、駐車場はなく、お店の前にちょこっと駐車してお買い物します。
店頭には2匹の亀さんが仲良く泳いでいます。
戸水屋さんにはイートインスペースはありません。ですが裏にある雑貨などを取り扱うお店の乗越さんとお隣にあるワザナカフェさんで戸水屋のお菓子の持ち込みが可能とのことなので、ゆっくりされたい方は座って頂くことが出来ます。
戸水屋の店内
戸水屋さんは嘉永元年創業なのですが、嘉永というのがいつのことかわからなかったので調べてみるとなんと、1848年でした!170年間も続いているお店ですので店内には江戸時代から?使われているであろう相当年季が入っている家具があります。時代劇のセットみたいでつい見入ってしまいます。
ある日のショーケース。六方焼もとても美味しいのですが、お店の人が出来立てを出して下さることもしばしばです。
先日お邪魔した時はくずまんじゅうのみの販売でした。注文してから作って下さるので10分弱待ちます。
戸水屋のくずまんじゅう
壁にこんな張り紙が貼られています。本葛粉を使わずに、馬鈴薯を使ったくずまんじゅうを創業時から作り続けられています。そのため、冷たいくずまんじゅうではなく、温かいものが特徴です。
出来立ての温かいくずまんじゅうをいただくのがオススメです。
プルるんとした生地の中に、甘さ控えめのさっぱりとしたあんこが入っています。このあんこもとても美味しいのですが、あつあつで食べるからなのか、とても新鮮な感覚で特別感があるのです。
また、一般的なくずまんじゅうと違って、馬鈴薯でんぷんのためかくずがもちもちっとしています。弾力と歯ごたえがあり、この感触は独特でおもしろいです。肉厚のくずなので、のどごしまで楽しめます。
座長と2人で1個半ずつ食べました。ぷるりんと食べられるのですが、お腹にはしっかりとたました!
夏は冷たいものが美味しいのですが、こちらのくずまんじゅうは出来立てのあつあつが本当に美味しいです。和菓子好きの方はぜひ召し上がってみて下さいね。
ちなみに、店長はザ・職人で、無愛想です^^;初めて行くと驚くのですが、そこも含めて「味」があると僕は思います。
戸水屋の店舗情報
戸水屋さんの住所・アクセス方法などはこちらです。
店名 | 戸水屋 |
おすすめ度 | 4.0(5点満点中) |
住所 | 石川県金沢市寺町2-3-1 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
地図 |