こんにちは、金沢座 座長のミタです。
金沢市の中央に鎮座する、尾山神社。
アクセスもよく、いつも多くの人が参拝されています。そこで今回は、尾山神社の見どころを写真付きでご紹介したいと思います。
尾山神社のご利益
尾山神社は、加賀藩初代藩主 前田利家公と利家公の正室 お松の方を主祭神としておまつりしています。
武将のご祭神ですので「文武両道」や「必勝」、夫婦をまつっていることから「夫婦円満」「子宝安産」のご利益があると言われています。
尾山神社のお守り
お守りとしては、このようなものがあります。
学業守
はなさち守
七宝焼金運守
厄除け御守
子宝成就
勝守
では、ここから順に境内の中を散策していきましょう。
神門
こちらの神門は、津田吉之助が設計・施行したものになり、1875年に完成しました。洋風建築を模した擬洋風建築の中でも中国風の混入した数少ない例の一つと言われています。
小京都とも言われる金沢の中央に位置する神社としては、ここだけ洋風が強く、とても印象的な外観となっています。
神門から中に入るとこのような景色が広がっています。尾山神社の庭は「楽器の庭」と呼ばれており、池に浮かぶ島や橋に、雅楽にちなんだ名前がつけられているのが由来だそうです。
手水舎
右手には手水舎があります。かなり空間を贅沢につかっています。
金色の兜
前田利家公が、末森城の戦いで着用したと言われる全身金箔の甲冑のうち、兜のみを複製したものです。実物は前田家が所蔵しています。
神門の方を見るとこんな感じです。
前田利家公像
迫力のある前田利家公の像です。
背中に何をかついでいるのか気になりますが、「母衣(ほろ)」と呼ばれる袋だそうです。馬で走ると風を受けてふくらみ、流れ矢を防いでくれるそうです。赤色なのでとても目をひき、隊を導く役割もある一方、敵にも目に付きやすいという危険な役割もあったそうです。
狛犬
本殿前の狛犬は、とてもスタイリッシュで引き締まっています。
拝殿
尾山神社の拝殿です。本殿はこの奥にあります。
蓮のオブジェ
拝殿の横にある蓮のオブジェ。鍛鉄工芸家により、最近作られたものだそうです。
神苑
旧金谷御殿の庭園であって、古代舞楽の楽器を模した地泉廻遊式の名園です。
以前は導水管でサイフォン原理を使い、兼六園の水を引水して、滝を作っていたそうです。現在では道路整備により水路がなくなっています。そのときに使われていた導水管が手水舎の横に置かれています。兼六園の噴水もそうですが、今から2〜300年前に、水をサイフォン式でひっぱってくるってすごいです。
金谷神社
二代藩主前田利長公から十七代までの藩主、当主と正室(夫人)をお祀りしています。
さし石
古くは、この石を担いで、力比べを行ったそうです。加賀では草相撲と同じぐらい、力比べが人気だったようです。現在ではこの石に触ると健康になると言われています。
ちなみに、今はもう台に接着されていて、持ち上げることはできません。
尾山神社へのアクセス方法
住所 | 石川県金沢市尾山町11-1 |
TEL | 076-231-7210 |
編集後記
尾山神社は市内にあるとは思えないぐらい、とても大きな神社です。
歩くのが得意な方であれば、尾山神社から金沢城公園に抜けて、そのまま兼六園を散策するというコースも面白いと思いますよ。
ぜひ、金沢で素晴らしい時間をお過ごしください!