こんにちは、金沢座 座長のミタです。
金沢、ひがし茶屋街近くになるお寺、蓮昌寺(れんじょうじ)へと訪問しました。蓮昌寺も小高い坂の上にあります。寺院群を回るということは、登ったり降りたりします。
心の道と名付けられたお寺をすべて回りたいと思っているのですが、寺院群と言われるだけあって、まだ半分も回れていません。
蓮昌寺とは
日蓮宗に属するお寺です。金沢三大仏の一つ、丈六の釈迦如来立像を安置しています。
ちなこちらのお寺は、泉鏡花の生涯最後の作品「縷紅新草(るこうしんそう)」の舞台として知られています。泉鏡花は、この石段の上から眺めた景観を「荒海ながら、日和の穏やかさに渚の波は白菊の花を敷流す」と表現をしています。
泉鏡花が振り返った景色とは、こんな感じでしょうか。今となっては住宅街の中にあり、日本海までは見えません。
高麗門
この山門は市内でも数少ない建築様式のようです。親柱の上で屋根を支えて、控え柱が小屋根を支えています。一見すると気がつきませんが、よく見ると複雑な作りをしていることがわかります。
家紋?
家紋と読んでもいいのでしょうか?のれんに印刷されていました。
どなたでもお入りください
人気のないお寺だったのですが、何かやっているのかと思い入ろうとしてみました。・・・が、鍵がかかっていて入られず。どういうことでしょう。お寺ジョーク?なのかな。
戸はしっかり閉じられていて、雑草も生えてはいますが、建物のお手入れ自体はされているようです。
編集後記
小説の舞台ともなったお寺です。以前は人がいて賑やかだったのでしょうか。今は誰もいないゆったりとした時間が流れていました。
金沢旅行の良い思い出となりますように!
情報
名称:蓮昌寺(れんじょうじ)
住所:石川県金沢市東山2丁目11−23