アニメ主題歌はSMAP?石川県出身の漫画家 彩花みんさんの代表作と意外な裏話

座長座長

こんにちは、金沢座 座長のミタです。

女性にとって少女漫画というのは、何歳になっても楽しめるもののひとつですね。年齢に関係なく、昔読んでいた少女漫画を手にすると、懐かしい感覚とともに、その頃の初々しく甘酸っぱい気持ちを思い出したりするものです。

現在も、幼い少女たちを魅了する少女漫画がアニメ化されていますが、彩花みんさんが描く“赤ずきんチャチャ”は、当時の少女たちに大人気の漫画でした。今回は、そんな彩花みんさんについてご紹介するとともに、代表する作品についてもお話していきたいと思います。


広告

彩花みんさんのプロフィール

彩花みんさんは石川県七尾市の出身で、1969年生まれの現在48歳。血液型はB型と公表されています。

ペンネームの裏話

“彩花みん”さんという名前をつけた理由には、彩花さん自身のご家族の名前が関係しているのだとか。というのも、彩花さん以外のご家族の名前は、すべて「み」がつく名前だったのにも関わらず、なぜか彩花さんは“順子”と名付けられたそうなのです。

幼心に、いつも気にしていたのかもしれませんね。そんな不満を消化するためにも、ペンネームには家族とおそろいの「み」がつく名前を選んだのでしょう。

彩花みんさんのデビュー作を掲載した“りぼん”とは

彩花みんさんのデビュー作「われらハイスクールヒーロー」は、りぼん秋のびっくり大増刊号にて世に送り出されることになります。りぼんをあまり知らないという方のために、りぼんについて少しご紹介していきましょう。

小中学生向け、3大少女漫画のひとつ

ちゃお・なかよし・りぼんといえば、女の子たちの愛読書といったところでしょうか。その中でもりぼんは、人気作品を多数掲載してきたことでも有名です。

赤ずきんチャチャ

彩花みんさんの代表作、赤ずきんチャチャもりぼんにて連載されていた人気作品のひとつです。赤いずきんをかぶった女の子が主人公です。

ママレード・ボーイ

アニメ化されたことでも話題のママレード・ボーイ。両親の再婚で出会った男の子と、恋に落ちるという恋愛ものだったため、当時の女の子たちに憧れと刺激を与えるような漫画でした。

ご近所物語

NANAを描いたことでも有名な矢沢あいさんが原作の漫画です。独特のファッションやキャラクターの描き方が、当時の女の子たちにとっておしゃれに魅力を感じさせるような作品でした。

ときめきトゥナイト

名前だけでも知っているという方も多いのではないでしょうか。池野恋さんの作品で、1980年代にはアニメ化されたことでも話題を集めた漫画となっています。

彩花みんさん以外にも、吉住渉さん、矢沢あいさん、池野恋さんと、有名漫画家たちが数多く作品を掲載してきたのが“りぼん”なのです。

彩花みんさんの代表作とそのあらすじ

彩花みんさんの代表作、赤ずきんチャチャについて詳しくご紹介していきましょう。

漫画赤ずきんチャチャ

赤ずきんチャチャは、1992年から2000年まで掲載されていた彩花みんさんの人気超大作で、1994年にはアニメ化され人気を集めた作品です。

魔法使いの卵、チャチャという女の子は、もちもち山にあるセラヴィーの家で魔法について学びながら暮らしていました。未熟なチャチャはさまざまな問題を引き起こしてしまうのですが、彼女のことが大好きな師匠であるセラヴィーと、狼男であるリーヤとともに毎日楽しく過ごしていました。

そこに魔女の弟子であるどろしーも加わり、鬼ごっこ検定が始まります。

漫画はパート1からパート3に分けられていますが、その後のストーリーが描かれた「赤ずきんチャチャN」は、Cookieにて連載が開始されています。

アニメ赤ずきんチャチャ

通常、アニメ化されても原作と内容が異なることは珍しいのですが、赤ずきんチャチャに関しては、原作とは全く異なるストーリーが描かれていくことになります。

そのストーリーとは、チャチャの師匠であるセラヴィーと出会う頃にまでさかのぼります。チャチャの両親は一国の王と王妃で、その座を奪うかのように現れた大魔王に石像にされてしまうのです。

しかしチャチャの祖父にあたるジーニアスが大魔王からチャチャを守り、若き家来であったセラヴィーがチャチャを連れ、山へ逃げ込むところから物語は始まります。

わくわくするような始まりに、漫画をすでに見ている人にとっても楽しめる内容となっていることが分かりますね。彩花みんさんの描く漫画の魅力は、やはりファンタジーだけではなく、ギャグを盛り込んだ楽しい作品だということです。男の子でも楽しめるくらい、思わず微笑んでしまうような作品ばかりです。

アニメ赤ずきんチャチャの主題歌は解散した5人組?!

ここで、ご存じない方にぜひ知っておいてほしいのが、アニメ化された「赤ずきんチャチャ」の主題歌を歌っていた人物です。

SMAPの君色思いは赤ずきんチャチャの主題歌

ライブでも歌われることの多かった「君色思い」は、中居正広さんのソロから始まる曲としても知られていますね。実はこの曲は、彩花みんさんの代表作である、アニメ赤ずきんチャチャの主題歌となっていたのです。

若い世代の方にはあまり知られていない曲名かもしれませんが、あのSMAPが主題歌を務めるくらい人気漫画だったということが分かりますね。

今回は彩花みんさんの代表作などについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。漫画は本当に奥深いものだと感じます。ひとつの漫画からアニメを作り出すことは、書き手にとっても容易なことではありません。でも、アニメだからこそ見えてくるキャラクターたちの動く姿に、幼い子供たちはわくわくと心を踊らされるものです。

これからも彩花みんさんが変わらずに活躍し続けてくれることを楽しみにしていきたいですね。