ホテル界のドン!帝国ホテル元社長 犬丸徹三さんの生涯

ホテル界のドン!帝国ホテル元社長 犬丸徹三さんの生涯
こんにちは、金沢座 座長のスミタです。

帝国ホテルは、日本の中でも高級ホテルといわれ、ホテル御三家のひとつともされています。そんな帝国ホテルの一時代を築いたのが犬丸徹三さんです。1981年、93歳でその生涯を終えた犬丸さんは、今でもその名言が語り継がれるほど、経営者としても尊敬され続けいてる人物です。

今回は、犬丸徹三さんについて詳しくご紹介するとともに、名言から見る犬丸徹三さんの人柄や思想についてもお話していきましょう。


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犬丸徹三さんがホテル界に踏み入るまで

石川県能美市に生まれた石丸さんは、現在の一橋大学に入学するも、学業とは別に禅や政治演説に興味を持ったことから、成績は下から3番目というギリギリの状態で卒業を果たします。

初めての就職先に選んだのはヤマトホテルのボーイでした。大学を卒業後すぐにホテル界に足を踏み入れいることになりますが、最初のうちは接客という仕事に劣等感を覚える日々が続いたといいます。

いざ!海外へ

そんな日々を過ごす中、犬丸さんが選択したのは海外のホテルで働くということです。コックとして働くことを志していた彼がまず選んだのは、上海でした。バリトンホテルに就職し、修行を積んだ後はロンドンのホテルに移ることになります。そこで犬丸さんはコック長に認められ、晴れて一人前のコックとなり、名門クラリッジスホテルで働くことになるのです。

海外ではチップを渡すのが当たり前ですが、そのチップに手を付けることは一切なかったといいます。時は金なり、金は時なり、そんなことわざを胸に、異国の地でお金がいかに大切なものであるか、わが身を守るものであるかを学んだのだとか。

大正八年、ついに帝国ホテルへ

海外での活躍が目にとまり、犬丸徹三さんの存在は日本でも話題を集めるようになります。そしてついに、帝国ホテル副支配人として日本に戻ってこないかと、熱烈アプローチを受けることに。

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犬丸徹三さんに影響を与えた窓ふき清掃人

ロンドンのホテルでは、窓ふき清掃係として作業することもあったそうなのですが、犬丸さんとともに働く清掃人のひとりに、年老いた男性がいたといいます。黙々と真面目に丁寧に仕事をするその人物に、最初は軽蔑する気持ちさえ芽生えたといいます。

窓ふき職人という仕事を馬鹿にしているわけではなく、その年になってまで、なぜ危険を伴い汚れる仕事をしているのか。そう疑問に思ったのだとか。

しかしその男性は、“自分の仕事に満足しなかったことはない。生涯の仕事として窓ふき清掃人という職業を選んだことにも、一切後悔はしていない。”と言ったのです。その言葉に、激しく打ちのめされるような感覚を覚えたと、犬丸さんは語っています。

自らがどんな仕事を選び、その仕事になぜ満足を覚えるか。そのポイントは人それぞれ異なるものかもしれません。ただ決して体力仕事であろうと、汚れ仕事であろうと、毎日危険と隣り合わせの仕事であろうと、自らが満足し、後悔していないと言えることこそ、幸せな仕事の見つけ方なのかもしれませんね。

数々の客人をもてなした過去

犬丸徹三さんが帝国ホテルの支配人、顧問となるまでに対応した客人の中には、世界中の人々に愛される有名人も数多くいます。

マリリン・モンロー

真っ赤なルージュに印象的な黒子、セクシーなブロンドの髪に誰もが魅了されるほどの美しさで人気を集めた女優、マリリン・モンロー。彼女が当時の夫ジョー・ディマジオと帝国ホテルを訪れた際、もてなしたのは犬丸徹三さんだったといいます。

当時の写真は現在でも残っており、帝国ホテルがいかに日本の中でも高級であったかがわかりますね。

マッカーサー元帥

ダグラス・マッカーサーという人物を知らない方はいないでしょう。アメリカ軍、陸軍元帥で最高司令官を務めた人物です。学生時代、彼の名前は必ず歴史の授業で耳にしたことと思います。それほど、日本の歴史と深く関係のある人物といえます。

そんなマッカーサー元帥が日本に訪れた際、案内に指名したのが犬丸徹三さんだったのです。戦後、原型をとどめることなく焼野原となってしまった東京の街。マッカーサー元帥を車に乗せ、案内するなどという重い役割を務めたことに、同じ日本人として尊敬の気持ちを抱きます。

まとめ

ホテルはたくさんの人がさまざまな土地からやって来て、普段眠る自宅とは異なる場所で過ごす唯一の場所といえます。元々はコックになることを志していた犬丸さんでしたが、彼の歩んできた道を見ると、ボーイから清掃、雑務係と、さまざまな職に身を置いてきた経験を知ることができますね。だからこそ、犬丸さんは多くのことを学び、これほどまでに語り継がれる人物になったのでしょう。

もし帝国ホテルを訪れる際は、犬丸徹三さんという人物が作り上げてきたものを感じながら過ごしてみてはいかがでしょうか。日本にも海外の偉人に認められる人物がいたということを、私たち日本人が誇りに思い、後世まで彼の活躍を残していければと感じますね。

以上、石川県出身の有名人シリーズでした!
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