徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

座長座長

こんにちは、金沢座 座長のすみたです。金沢のおばちゃんの店員さんは、お客さんが帰られる時に「ありがとうございました。ようこそー」と言います。

「心の道」ってご存知でしょうか?

この静明寺と小坂神社をつなぐ散策コースのことを心の道と言うそうです。ひがし茶屋街の寺院群を突っ切っていくルートなので、さぞや歴史的な謂れがあるのかなと思っていたのですが、、、これは金沢市が制定したルートのようです。

心の道には歴史がなかったのはちょっとがっかりですが、歴史ある寺院群をテンポよく見ていけるのは興味があるので、この心の道を踏破してみたいと思います。

広告

はじまりの場所 静明寺(じょうみょうじ)

心の道はどちらが始まりで、どちらが終わりというものはありません。ただ我が家からは静明寺の方が行きやすいので、こちらの方を「勝手に」スタート地点と見なしています。

徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

心の道

徳田秋聲(とくだしゅうせい)のお墓

金沢の三文郷。泉鏡花、室生犀星、そして徳田秋聲。徳田秋聲は金沢市横山町にて誕生しました。この静明寺は徳田秋聲の菩提寺で、小説「不安のなかに」にも登場しています。東京でなくなった秋聲の遺骨を分骨して、井上靖氏の筆による徳田秋声碑が境内に建てられました。

徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

なお、こちらには、氷見上城主 菊地大学、学者 小谷継成、画家 岸駒、加賀藩士 安達幸之助といった方のお墓もあります。
徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

青々と茂る緑

境内は金沢の保存樹林となっています。どの木々も大きく、青々と生い茂っています。後ろは浅野川、前は車1台が通れるぐらいの小さい道路です。車通りは多くないので、境内はとても静か。徳田秋聲も静かに眠れているのではないでしょうか。

徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

すごい形の根っこ
徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

次の心の道は了願寺

次の心の道は、天神橋を渡った先にある了願寺です。どんどん行ってみましょー!

徳田秋声の小説にも登場する「静明寺」は、「心の道(金沢)」の始まりの場所

座長座長

実は、泉鏡花と室生犀星の本しか読んだことがありません。それも中学生ぐらいの時に。この機会に三文豪の本を読んでみたいですね。ありがとうございました。

静明寺

住所:石川県金沢市材木町28−18