こんにちは、金沢座 座長のミタです。
カニのおいしい季節となってきました。
金沢おでんの代表格といえば、「カニ面」です。香箱ガニをまるごといただける贅沢なお味は毎年のお楽しみです。
さて、そんなカニ面について、今回は深掘りをしてご紹介しようと思います。
カニ面とは
金沢の風物詩とも言える「カニ面」。秘密のケンミンショーなどでも取り上げられたりと、全国的に知名度が高いおでん具です。
このカニ面は、「香箱ガニ(こうばこがに)」の甲羅に、カニの身や内子、外子などをつめたものとなります。
香箱ガニとは、北陸で取れるメスのズワイガニのことを言います。ズワイガニというと、大きなカニを想像するかと思いますが、メスのズワイガニである香箱は手のひらサイズの小ぶりなカニです。
小さいので、身を楽しむのではなく、外子、内子、味噌などを楽しむカニです。小さい分、味が濃厚で、おでんの出汁にすごく合います。
カニ面の時期
カニ面は、メスの香箱ガニですので、産卵を保護するためにも、決められた時期しか食べることができません。メスを捕りすぎてしまうと、新しいズワイガニが育たなくなり、どんどん数が減っていってしまうためです。
石川県漁業組合のサイトによると、2019年は11月6日〜12月29日までがカニ漁の解禁期間となります。
店頭に並ぶのは「11/7〜」となり、年内で終了となります。
たった2ヶ月間しか食べることができない、冬の貴重な味です。
カニ面の提供店舗
赤玉 本店
人気店で、よく入り口から列がはみ出ています。
営業時間 | 12:00〜翌1:00 |
定休日 | 月曜 |
住所 | 石川県金沢市片町2-21-2 |
地図 |
高砂
おでんはもちろん、どて焼きとみそかつが名物のおでん屋さん。
営業時間 | 16:00〜22:30 |
定休日 | 日曜(日月連休時、月曜休み) |
住所 | 石川県金沢市片町1-3-29 |
地図 |
菊一
昭和9年創業の老舗のおでん屋さん。
営業時間 | 17:30〜22:30 |
定休日 | 火曜日、水曜日 |
住所 | 石川県金沢市片町2-1-23 |
地図 |
三幸
常に行列のお店です。
営業時間 | 17:00〜24:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
住所 | 石川県金沢市片町1-10-3 |
地図 |
黒百合
金沢駅構内にあり、おでんや郷土料理などが人気のお店。
営業時間 | 11:00〜22:00 |
定休日 | 無休 |
住所 | 金沢駅構内 |
地図 |
カニ面のお値段
かに面のお値段は店舗によって変わってきますが、
1500円~2000円ほどとなります。
カニ面は通販でも買える?
かに面として通販で取り扱っているお店はありませんでした。ただ、かに面はおでんの具なので、香箱ガニ+おでんの出汁があれば、再現は可能です。
これらを組み合わせると、かに面をご自宅で再現できるかもしれません。
編集後記
1年でたった2ヶ月間しか食べることができない、金沢の冬の味覚「かに面」。
香箱がにも県内で消費されてしまうため、県外で食べられることはほぼないと言えます。もしタイミングよくこちらに来られることがあれば、ぜひ食べてみてください。
寒い冬に、身体がぽかぽかあたたまっておいしいですよ!
金沢の冬はカニが絶品です!