こんにちは、金沢座 座長のミタです。
日本三大菓子処と言えば、京都、松江、そして金沢です。金沢人は和菓子が大好物!
昔ながらの小さい和菓子屋さんもたくさんあり、金沢の食文化を象徴しているように思います。さて、そんな多数の和菓子屋さんがある金沢で、僕が大好きな和菓子屋さんの1つであるのが「越山甘清堂(こしやまかんせいどう)」さんです。
あんこがすごくおいしいお店なので、大好きです。
越山甘清堂さん
1888年(明治21年)創業の和菓子屋さんです。
創業者の越山弥八が金沢市安江町にて創業し、戦前は主に甘納豆の製造・販売をしていたそうです。戦後にはおまんじゅうやお餅などの製造に切り替えを行い、1972年(昭和47年)には現在の本社所在地に移転をしてきました。
本社は近江町市場から歩いて5分ほどの場所にあり、とても好立地です。
店舗は、市内には全7店舗あります。近江町市場、金沢駅、香林坊、兼六園などの主要観光地にありますので、買いやすい和菓子屋さんと言えると思います。
越山さんは「あんこがおいしい」んですよね。ほどよい甘さで大好きです。あんこがおいしいので、和菓子はどれもおいしいので、ぜひみなさんに食べていただきたいです。
蒸し羊かん
越山さんにハマったきっかけとなった、蒸し羊かん。
土日限定で平日では買えません。
・・・これ本当においしいです。そもそもが蒸し羊かんなので、羊かんに比べてベタベタ感は少なく、甘さもすっきりしています。でも、越山さんのは蒸し羊かんの中でも「あっさり」が強くて、後味がすっきりしています。
もちもちっとしていて、優しい味わいの羊かんで、初めて食べたときに衝撃を受けました。仕事の差し入れでとらやの羊かんなどをよく食べていたのですが、越山さんの方が僕は上です。
羊かんの中でトップクラスのおいしさだと僕は思っています。
いちご大福
コンビニの和菓子の定番でもありますよね。いちご大福。昔から好きでよく食べていました。
で、金沢に来てからは、コンビニではなく、いろんなお店のいちご大福をいただいてきたのですが、金沢のいちご大福の中では一番おいしいと思っています。他のお店と食べ比べても全然違うんですよね。
いちごとの調和が完璧です。微妙なものだと、いちごの酸味があんこの甘みを邪魔してしまうのですが、ここのいちご大福は酸味も甘みを相互に引き立てあっています。
いちご大福という特性から季節が限られているのですが、シーズン中は何度も足を運んで購入していました。
原材料も余計な添加物が入っていなくて、老若男女問わずおいしく安心していただけます。
・・・ちなみに、いちご大福リッチみたいなちょっとお高いバージョンもあるのですが、そちらはあまりおすすめではありません。1回しか食べたことがないのですが、確かチョコか何かでコーティングされていて、せっかくの調和が崩れてしまっていたように感じました。越山さんのいちご大福は、ノーマル版の方が圧倒的においしいです。
紅白饅頭
年中販売されているスタンダードなお饅頭です。シンプルゆえにあんこのおいしさが際立っていておいしいお饅頭です。
もちろんおいしいのは間違いはないのですが、蒸し羊かんやいちご大福の方がおすすめです。
編集後記
越山さんは甘さ控えめのすっきりあんこで、とてもおいしいです。昔ながらのスタンダードなあんこで、安心感があります。古き良き金沢の和菓子だと僕は思っているので、ぜひいろんな方に食べてほしいお店です。
おなか満腹、こころ満福。ごちそうさまでした。
店舗情報
店名:越山甘清堂
営業時間:10:00〜19:00
住所:金沢市香林坊1-1-1 香林坊大和地階1階