東茶屋街の茶房やなぎ庵で伝統工芸品に囲まれてうっとりしながらお休憩を

MOKOMOKO

こんにちは、金沢座のMOKOです。

東茶屋街のメインロードの始まりに位置する【茶房やなぎ庵】さんにお邪魔して参りました。外観は真朱色ともいうのでしょうか。鮮やかなピンク味のある深い朱色で、一度みたら忘れられない外観の町屋造りです。

東茶屋街の茶房やなぎ庵で伝統工芸品に囲まれてうっとりしながらお休憩を

こちらのやなぎ庵さんは伝統工芸ギャラリーである金澤しつらえさんの2階にあります。ギャラリーコーナーは無料で見ることが出来ます。カフェを利用しなくても入場できるので金沢の伝統工芸品が好きな方には大変おすすめです。

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歴史的建造物

文政3年(1820)に誕生したとされる旧諸江屋(きゅうもろえや)。こちらは金沢市の指定保存建造物です。昔は2棟の建物だったそうですが、後年の改造によって一体化されました。日本料理屋さんを経て、2014年の12月に伝統工芸ギャラリー&茶房やなぎ庵として生まれ変わりました。

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箔一会長さんの愛蔵品も

金沢の金箔屋さんといえば、とても有名な箔一さん。こちらの会社の会長である浅野邦子さんが石川県の伝統工芸の魅力を発信する場所としてオープンされました。

お店に展示されている工芸品の数々は、浅野さんの愛蔵品の一部とのこと。溜息が出るような美しい九谷焼や輪島塗、金箔の器など、いつまででも見ていられそうです。また、作家さんの作品を販売もしているので、気に入ったものをその場で購入もできます。

茶房やなぎ庵

さてお店に入ったのは、休日の午後14時頃です。茶屋街には人が大勢いたのですが、混雑している場所は落ち着きません。外から見て、やなぎ庵さんは広そうで、格式ある出で立ちだったのできっとここなら!と思い入ってみて大正解でした。

東茶屋街の茶房やなぎ庵で伝統工芸品に囲まれてうっとりしながらお休憩を

30席程の空間に先客は3組程。畳のお部屋に椅子と机を置いているのですが、なんとも言えない和モダンな設え。椅子一つとってもオーナーさんのこだわりが素晴らしです。茶房スペースにも器などが展示されているからなのでしょう。上質な空間がさらに洗礼されています。

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メニュー

甘味大好きな座長とMOKOです。私は看板メニューである抹茶と上生菓子のセット、結び柳を、座長はパフェのココアクッキーを頼みました(笑)。

東茶屋街の茶房やなぎ庵で伝統工芸品に囲まれてうっとりしながらお休憩を

注文してからすぐに運ばれてきました。まずは座長のココアクッキーです。ココアクッキーとアイスクリーム、それにチョコレートソース。奥底にはなんとポン菓子が入っていました。懐かしさと面白みがありますね。(笑)そしてアイスクリームの上に金箔が惜しみなく振りかけてあります。洋風デザートを美しい器と塗りのスプーンで頂きます。とても贅沢なデザートです。

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MOKOの結び柳です。お抹茶の緑が眩しい一品です。器の色との対照が際立ちます。こちらお抹茶の器は金沢市で350年続く大樋焼のお茶碗。陶芸家、大樋年雄先生の作品です。上生菓子はやなぎ庵さんが森八さん(加賀藩御用菓子司)に特注したもので、お店の暖簾の色を基に作ったものだそうです。甘すぎずの丁度良い生菓子です。繊細で職人さんの愛を感じる一品です。

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MOKOは金沢に引っ越してきてから上生菓子の美味しさに目覚めました!

お茶碗と上生菓子の解説が添えられていました。なんとなく食べるのではなく、こだわりを知りながら食すとまた一味違ってきますね!

立派な蔵

昔の人の暮らしがわかる、立派な蔵がそのままありました。中には金沢のジュエリー作家さんの作品が並んでいます。

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金箔の橋

2階の特別室 青竹土壁の間に行くためだけに金箔のつり橋がかかっています。なんてゴージャス!

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MOKOMOKO

次回はじっくりと伝統工芸品を見て目と心の保養をしに行こうと思います(*^^*)

店舗情報

店名:茶房やなぎ庵
営業時間:夏季10:00〜18:00/冬季10:00〜17:00
定休日:水曜日
住所:石川県金沢市東山1-13-24
電話:076-251-8899
HP:http://www.kanazawa-shitsurae.jp/about/