MOKO こんにちは、金沢座のMOKOです。
金沢の中心部、香林坊からほど近くに長町という武家屋敷跡が残るエリアがあります。ここはビルが建ち並ぶ都市部とほぼ隣り合わせの場所ですが、ひとたび路地を入るとまるでお侍さんが出現するのではないかという位、昔ながらの街並みが残っている場所です。
長町エリアから数分歩いた所に、百薬キッチンさんはあります。通りに面した入口から細いアプローチを入って、玄関に辿り着きました！何だか山中にある隠れ家の様です。
お昼ご飯の時間を少し過ぎていたこともあり、先客は2組でした。若い女性の旅行客と、おじさま。色んな方が見えられる印象です。MOKOは健康志向が強いので、食材にこだわった薬膳料理を頂けるということでこちらに来るのをとても楽しみにしておりました( *´艸｀)
素敵な店内
入るやいなや懐かしい雰囲気というか、照明の暗さも手伝って癒されモードにスイッチが入りました。お店のBGMは二胡でしょうか。心地よいメロディに初めて来たのも忘れ、すっかりリラックスしてしまいました。
テーブルや椅子はひとつひとつ味があって、同じデザインではないけれど統一感があって不思議と落ち着きます。雰囲気は中国の田舎にある伝統的なレストランといった感じでしょうか、温もりを感じました。
お店の奥、お手洗いの近くには大きな水槽があってたくさんの水草にタニシやメダカ、小さな海老が泳いでいました。生き物がのびのびと生息している水槽はとても美しいです。
メニュー
お昼のみの営業で、薬草を使ったハンバーグ定食の百薬ご膳がメインです。それ以外に、パスタや丼ぶり、サンドイッチ、玄米おにぎりなどがありました。今回は百薬ご膳を頂きに参りました♪
おしぼりにコットンのハンカチが使われていました。使い捨てではない所にエコを感じます。
百薬ご膳
まるまる大きなハンバーグにまずびっくり。これはインパクトがあります。ふんわりやわらかなのですが、鶏肉とお豆腐の味、そして薬膳ソースがたっぷりかかっていて、手をかけて作られているのが伝わってきます。食べても食べてもなくならないボリュームでした！男性でも大満足ですよ。
付け合わせにたっぷりのお野菜と春雨サラダがついています。このお野菜も契約農家さんで大事に育てられたお野菜で、シンプルな味付けなのですが、とてもエネルギッシュでボリューム満点です。
小鉢にはキムチと、ペンネのマリネです。滋味深いお味です。
ご飯は地元のたけもと農園さんの玄米ご飯です。玄米が80％、白米が20％とのことですが、とても柔らかく炊きあがっていて、美味しくいただきました。女性はお代わり一回無料とのことで、MOKOは迷わずいただいてしまいました(笑)
味わい深い器
こちらのメインに使用しているお皿と箸置きは石川県の作家さん、岩崎晴彦さんのものです。良くお世話になっているカフェ多聞のカップでも岩崎さんのものを使用されていたので覚えていました。とても味があって、それでいてお料理を引き立てるようなそして温かみのある器です。
お味噌汁のお椀は合鹿椀でしょうか。高台が少し高めでした。石川県の合鹿地方で作られているお椀に似ている感じがしました。次回聞いてみようっと。
小鉢には伝統的な絵付けを施された九谷焼が使われていました。MOKO宅にもたくさんあるので、とっても親しみがわきました。
デザート
地元、宮田麩のヨモギ生麩まんじゅう。あんこがしっとりとしてヨモギ麩と相性ばっちりです。金沢の和菓子のレベルの高さは安定です。一緒に頂くのは薬草茶です。薬草初心者でも美味しく飲める優しい薬草茶でした。
年代物の小さなタンスが。家庭薬と書いてあります。
MOKO お料理の美味しさと食べ終わった後の身体からエネルギーが沸いてくるような、滋味深さに百薬キッチンさんのファンになりました。ハンバーグももう一度食べたいですが、サンドイッチやパスタも食べに来たいと思います♪ご馳走様でした！また参ります。
店舗情報
店名：百薬キッチン
営業時間：11:00～15:00（LO14:30)
住所：石川県金沢市長町2丁目3-23-2
電話：076-255-1893
定休日:火曜日
HP：http://hyakuyaku-kitchen.blogspot.jp/
