前田慶次朗の二郎インスパイアラーメン

座長

こんにちは、金沢座　座長のミタです。

若い頃は二郎系ラーメンは大好きでよく食べに行っていました。ただ年齢とともに足は遠のいていき、今では「中華そば」が一番好きなジャンルになりました。

金沢にひさしぶりに帰ってきて驚いたのが、二郎系がかなり出店していたこと。僕が高校ぐらいは醤油ラーメンがはやっていたような気がするのですが、今は二郎系が台頭してきている印象です。

二郎系にはあまり興味がなくなっていたのですが、香林坊にある前田慶次郎さんは立地の良さもあってタイミングがあえば行きたいと思っていたお店です。モコさんが一緒だと絶対に却下されてしまうのですが、出産でちょうど一人で食べに行く機会ができたので、この機会にお伺いしました。

メニュー

ラーメンの種類は大きく4種類のようです。

メニュー

慶次朗（800円）：二郎インスパイアラーメン
お松（750円）：一般的なラーメン
奥村つけ衛門（880円）：つけ麺
王様の中華そば（750円）：閉店した人気店の中華そばの味を再現

今回ははじめての訪問なので、店名を冠している「慶次朗」の味玉トッピングを注文しました！

王様の中華そばがどこの人気店だったのか気になります。僕たち夫婦は中華そば好きなので、中華そばにも力を入れているお店ならモコさんも来れそうです。

店内

二郎系なのに気になっていた理由としては、食べログのコメントで「店内がすごくキレイだった」と書かれていたことです。二郎系から遠のいてしまった理由の一つとして、店内のべたべた具合が気になってきてしまったというのもあります。

男だけなら全然問題ないと思うのですが、奥さんを連れていくとなると、お店のキレイさも大切です。ラーメン店でよくあるような机がべたべたしていたり、歩くとねちゃねちゃしたりというのは、もっての他です。

ですが、ここはレビュー通り、しっかりと掃除がされているのか机もキレイでべたべたしていませんでした。カウンターのみの狭くて古い店内なので、ぴかぴかにきれいというわけではありませんが、掃除が行き届いていると感じました。

ただし、カウンターのみで導線が難しいからか、カウンターには「丼を上に乗せて、ダスターでテーブルを拭いてくれるとうれしいです」というような言葉が書かれていました。ダスターで拭くのまで書いてあるのは珍しいような気がします。

お客さんが帰った後もすぐにテーブルを拭いているような感じはしなかったので、どうやってこのキレイさを維持しているのかが少し謎でした。たまたま店員さんのローテーションで掃除できなかっただけなのかな？

いずれにしても、二郎系とは違い、キレイな店内でした。

前田慶次朗

にんにく増しで注文しました。

券売機には「にんにくについてどうするか言ってください」と書いてあったのでにんにくのみを伝えたのですが、よくよく店内を見返してみると、麺・濃さ・背脂・にんにくを自由にカスタマイズできるようです。ただ店員さんもにんにくしか聞いてこなかったですし、僕以外のお客さんもにんにくの指定しかしていませんでした。

お味は、あまい醤油ベースに、背脂が入ったこってり系のラーメンです。二郎系の味では全くありません。こうった甘い醤油ラーメンはこちらでよく食べるような印象なので、いわゆる「金沢ラーメン」をベースにしているように思います。

もやしの量も多いと言えば多いのですが、そこまでインパクトのある感じではなく、まだこれぐらいなら上品な範囲内ではないでしょうか。

チャーシューは普通の厚さのチャーシューです。味はおいしく、丁寧に煮込まれているので溶けるような食感でした。