こんにちは、金沢座 座長のミタです。
能登旅行で「ゼロの焦点」のロケ地にもなったヤセの断崖と、そのお隣になる義経の舟隠し場に言ってきました。
ヤセの断崖とは、断崖に立つと「やせる思い」がするすることから、ヤセの断崖という名前がついたそうです。こういった「崖」には行ったことがなかったので、ワクワクしながら訪れました。
ヤセの断崖の場所
僕たちは輪島の朝市の帰りに寄りました。その日はなかなかの土砂降りの朝だったのですが、昼近くになると雨もあがり、運良く天候に恵まれました。
輪島の朝市からのルートは、こんな感じです。途中からずっと海沿いの道を走っていきます。
これを見ると迷いようもなさそうなのですが、途中でめちゃくちゃ迷いました。。。
迷った場所はココ!なんかグイってカーブしていますよね。
たぶん新しいルートなのかな?今回レンタカーで行ったのですが、ついているカーナビがかなり古くて、このカーブを認識していませんでした。目視であっても、この先「ヤセの断崖」みたいな看板が出ているわけではないので、全然気が付かず。
ここをカーブせずに直進してしまうと、ヘアピンカーブの続く山道を抜けて、ぜんぜん違うところに進んで行ってしまうのです。
このカーブを乗り越えた先には、車がすれ違うのがちょっと大変な道の狭いルートが続きます。けっこうわかりにくい場所にあると思うので、しっかりとナビを見ながら行くのをおすすめします。
道中の景色
そんなすったもんだがありながら、ようやくヤセの断崖近くに到着。ヤセの断崖の横には、14台止められる駐車場スペースもあります。駐車場から徒歩1〜2分ほどでヤセの断崖に着きます。
風であおられて、気が斜めになっています。
曇り空ですが、日本海を眺める景色はとても美しかったです。
不苦労のベンチ。なんだかここは急にメルヘン感が・・。何かを予防しようとしているのかと、いろいろ考えてしまうほど、ミスマッチでした。
ついにヤセの断崖に到着・・?!
いよいよ、ヤセの断崖に到着!
ヤセの断崖は国定公園です。巌門でも「能登金剛」という言葉を目にしたのですが、朝鮮半島の景勝地金剛山に匹敵するということから、能登金剛と言われているということを知り、「1へぇ」。
国定公園でありながら、他国の景勝地と比較して、名付けられているのって、そういうものなのでしょうか。朝鮮との由来や歴史が気になりました。
それでは、いよいよ崖の上からの記念撮影!
・・・うん、全然崖感がないですよね。
もちろん左右を見てみても、崖感はありません。
こういった崖を見られると思っていたので、ややがっかり感が否めません。
義経の舟隠しへ
ヤセの断崖は以上で終わりなので、滞在時間数分ほどでした。気を取り直して、義経の舟隠しに向かいます。
割と距離があったので、8分前後ぐらい歩きます。
到着!文治2年とは1186年です。今から800年ほど前、源頼朝の追手から逃げる義経と弁慶が、奥州に下る途中に48隻もの舟を隠したと伝えられている岩場です。
ちなみに、この看板の真下に、なかなかに大きなう◯こが落ちていました。こんな人気のないところでイノシシに襲われたら怖すぎるなと思い、崖とは違うところで「やせる思い」をしました。
かなり高い場所からの撮影なので、いまいち分かりにくいかもしれませんが、崖に挟まれていて、波は穏やかで、スペースもかなり広いです。
ここなら確かに小舟を隠せるだろうなぁと想像をかきたてます。現代でも人があまり寄り付かない場所ですが、800年前だとさらに人気のない隠れ家だったのでしょうね。
石川県には義経の伝承が残る場所がいくつもあるので、義経についてもっと知りたくなりました。
編集後記
ヤセの断崖だけだと、なかなかがっかり感のある観光スポットかもしれません。でも偉人・源義経の足跡を思い起こせる義経の舟隠しとセットで考えると、歴史に触れられる興味深い場所だと思います。
崖はもっとヒヤッとするのを見てみたかったので、今度東尋坊に遊びに行ってみようかなぁ。
情報
名称:ヤセの断崖と義経の舟隠し
住所:石川県羽咋郡志賀町笹波
HP:https://www.hot-ishikawa.jp/spot/6641#