こんにちは、金沢座 座長のミタです。
金沢カレーの知名度で言うと、1番がゴーゴーカレー、2番がチャンピオンカレー、3番がターバンカレーだと思います。
今回は、金沢のローカルフードの代表格「金沢カレー」について、詳しくご紹介したいと思います。
金沢カレーの定義
そもそも金沢カレーとは、このような特徴があります。
・ルーは黒色濃厚でドロッとしている。
・ステンレスの皿に盛られている。
・フォークまたは先割れスプーンで食べる。
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
・ルーの上にロースカツを載せ、ソースがかかっている。
この特徴はターバンカレーのHPにも、チャンピオンカレーのHPにも、ゴーゴーカレーのHPにも書かれています。御三家の公式サイトで書かれていることからも、これを定義として良いと思います。
老舗の金沢カレーのお店
金沢カレーの老舗のお店はこちらです。
ゴーゴーカレーが一番有名だと思いますが、実は創業して15年ほどの会社で後発組なのです。
各社の違いについて
老舗は上記の通りなのですが、金沢カレーとして有名なのは、チャンピオンカレー、ターバンカレー、ゴーゴーカレーだと思います。そこで、それぞれどんな違いがあるのか、この機会に調べてみました。
チャンピオンカレー | ターバンカレー | ゴーゴーカレー | |
創業 | 1961年 | 1971年 | 2003年 |
創業者 | 田中 吉和 | 岡田 隆 | 宮森 宏和 |
プレーンカレーの料金 | 530円 | 550円 | 580円 |
店舗数 | 37店舗 | 6店舗 | 71店舗 |
公式HP | http://chancurry.com/ | http://www.turbancurry.com/ | http://www.gogocurry.com/ |
店舗数や料金から見ると、ゴーゴーカレーが圧倒的に売上が大きく、世間からの認知度も高いお店だと思います。
創業で言うと、チャンピオンカレーが一番古く、「金沢カレーの元祖」と呼ばれています。
金沢カレーの歴史
wikiや各社のHPを見て、金沢カレーの歴史をまとめました。チャンカレHPでは諸説あると書かれていたため、これが正とは言い切れないと思いますので、金沢カレーの流れを知るという感じで見てください。
1961年 | 「洋食タナカ」開店。チャンピオンカレーの創業者 田中吉和氏のお店です。 |
1963年 | この頃には、現在の金沢カレーが誕生 |
1964年 | 「インデアンカレー」創業。タナカのレシピを受け取ったお店。現在も営業されている一番古い金沢カレーのお店です。 |
1966年 | 「キッチンユキ」創業。タナカのレシピを受け取ったお店。 |
1971年 | 「カレーの市民アルバ」創業。インデアンカレー創業者が、兄弟で創業をしたお店。 「ターバンカレー」創業。タナカの常連客だった岡田隆氏と田中吉和氏が共同経営で創業したお店。 |
1973年 | ターバンカレーから、田中吉和氏が辞任。「ターバンカレー」と「タナカのターバン(現チャンピオンカレー)」の2つのお店が混在する時期に入ります |
1996年 | 「ターバンカレー」により「ターバン」が商標登録されて、「タナカのターバン」の店名が使えなくなり、「カレーのチャンピオン」に店名変更 |
2003年 | ゴーゴーカレー創業。翌2004年に新宿本店オープン。 |
2006年 | カレーのチャンピオンから「株式会社チャンピオンカレー」に変更 |
金沢カレーの創業者としては、田中吉和氏(チャンカレ創業者)で一致しているため、この方が源流と言えると思います。
ターバンカレーとチャンカレの合体・分離で歴史がややこしくなってしまっているように感じますが、会社じゃなくて「人」で見るとシンプルなように感じます。
ターバンとチャンカレの確執
ちなみに、ウソかホントか、ターバンとチャンカレには過去確執があったと聞いたこともあったのですが、チャンカレのHPに以下のような文言が書かれていたのが気になりました。
ここに「ターバンカレー」と書かれていないことからも、そういうことなのかもしれませんね。
ゴーゴーカレーについて
ゴーゴーカレーの創業者である宮森市は金沢出身ではあるのですが、金沢カレーの元祖のレシピには絡んでいません。HPのプロフィールを拝見する限り、旅行会社から脱サラをしてゴーゴーカレーを作られたそうです。
第1店舗目が新宿、第2店舗目が金沢ということからも、マーケッターとして大成功されているのですが、金沢カレーの歴史から見ると、風雲児のような方に思います。
金沢駅近くの金沢カレーのお店
さて、金沢カレーについて見てきましたが、次に金沢駅近くで金沢カレーを食べられるお店をご紹介します。
住所:石川県金沢市木ノ新保町1−1 金沢百番街あんと内
営業時間:10:00〜22:00
駅構内なので、金沢駅近くであれば、こちらのお店のみとなると思います。
もし近江町市場まで足を伸ばすということであれば、チャンカレにも巡り会えます。
ゴーゴーカレーは正直県外でも余裕で食べられるお店なので、金沢駅近くで探す場合には、チャンカレの方に行ってほしいです。
片町近くの金沢カレーのお店
片町近くで探す場合は、ターバンカレーのみとなると思います。
チャンカレはけっこう中心部から離れているので、観光客の方でも行きやすいのは、上の近江町市場店ぐらいかと思います。僕もこのチャンカレにはよく出没しています。
レトルトもあります
遠方にお住まいで、なかなか店舗に行く機会がないという場合は、レトルトという選択肢もあります。
チャンピオンカレー | ターバンカレー | ゴーゴーカレー |
編集後記
今回は金沢のローカルフードの代表格「金沢カレー」について見てきました。ドロっとしたカレーで味が濃いため、好みは分かれると思います。
ただ、石川県民にとっては、ソウルフードとも呼べるものです。金沢の歴史を感じるという意味でも、ぜひ食べていただきたい一品です。
金沢旅行の良い思い出となりますように!
石川県民にはゴーゴーカレーよりも圧倒的にチャンピオンカレーの方が人気です。好き嫌いは分かれますが、チャンカレの方が先代の味により近いから受け入れられております。
>やまげんさん
そうですね。僕もチャンカレ派です!仕事柄行きやすい近江町店にはかなり出没しています(笑)
マーケッターとしてはゴーゴーカレーの方が上なので、持っていかれてしまったと思う反面、知名度を高めてくれた立役者として感謝もしています。
ブログ楽しく拝見しました。金沢駅の二階(マツキヨの向かい)のお店で、キッチンユキのカレーが味わえます。それと、三社町の大黒屋という、うどん屋さんのカレーうどんは金沢カレーテイストなので、是非とも食べてみて下さい。
金沢駅の2階でユキさんのカレーがあるのですね!今度行ってみます。
大黒屋さんも今度行ってみますね!貴重なご情報ありがとうございます!!